ゆーすPのインディーロック探訪

とあるPのインディーロック紹介ブログ。インディーからオルタナ、エレクトロ、ヒップホップまで。

Disc Review

Joey Purpと新しいシカゴ―Disc Review : Joey Purp / QUARTERTHING

Joey Purpと新しいシカゴ ディスクレビュー : Joey Purp / QUARTERTHING (2018) Joey Purpの2年ぶりとなる2ndアルバム。前作iiiDrops同様フィジカルリリースは無しでストリーミングのみのリリースとなっている。

ニューヨークの光と闇―Disc Review : Vampire Weekend / Modern Vampires of the City

ニューヨークの光と闇 Disc Review : Vampire Weekend / Modern Vampires of the City (2013) 今回取り上げるのはVampire Weekendが2013年にリリースした3rdアルバム"Modern Vampires of the City"。この印象的なアルバムタイトルは、ジャマイカのレゲエミュ…

世界の終わりと日常と君とーDisc Review : lyrical school / WORLD'S END

世界の終わりと日常と君とーDisc Review : lyrical school / WORLD'S END (2018) guidebook以降2年ぶりのフルアルバムにして新体制後としては初となるフルアルバム。アルバムタイトルのWORLD'S ENDが端的に示している様に、本作は世界の終わりに直面した僕と…

2018年上半期ベストアルバム10選 : TOP 10 ALBUMS OF 2018 (JAN-JUNE)

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。6月が終わり梅雨が明け、早くも一年の半分が経過しました。ーということで、今年も2018年の上半期にリリースされた新譜の中で個人的お気に入りの曲・アルバムをそれぞれ10曲・10枚づつ紹介したいと思います。それでは、今…

シンギュラリティ——技術的特異点の向こう側―Disc Review : Jon Hopkins / Singularity

シンギュラリティ——技術的特異点の向こう側 Disc Review : Jon Hopkins / Singularity (2018) 「電子音という無機質的な音によって作られた音楽が、自然や生命といった有機的なテーマを表現する」ということに、我々はもはや違和感を覚えることは無くなって…

「私とあなた」の世界を超えてーDisc Review : Beyonce / Lemonade

「私とあなた」の世界を超えて Disc Review : Beyonce / Lemonade (2016) どうも、ゆーすPです。先々週のコーチェラでのビヨンセがあまりにも圧倒的すぎて、以降、ひたすらLemonadeを聴いていました。ということで今日は突然ですが、ビヨンセのLemonadeのレ…

緩く、メロウに。ーDisc Review : Rejjie Snow / Dear Anime

緩く、メロウに。 Disc Review : Rejjie Snow / Dear Anime (2018) どうも、ゆーすPです。今回は期待の新人、アイルランド出身のラッパーRejjie SnowのデビューアルバムDear Animeを紹介します。久しぶりに今回はショートレビューです。(これに関してはBomba…

孤独なカリスマか、残虐な犯罪者かーDisc Review : XXXTentacion / ?

孤独なカリスマか、残虐な犯罪者か Disc Review : XXXTentacion / ? (2018) 最近、このXXXTentacionの"?"をひたすら繰り返し聴いているのだが、私はこの作品がいまいちよくわからない。作品を通して纏わりつくタイトルの"?"に象徴されるようなアブストラクト…

日常と非日常、現実と理想ーDisc Review : Superorganism / Superorganism

日常と非日常、現実と理想 Disc Review : Superorganism / Superorganism (2018) 私たちは音楽を携帯する。ウォークマンで、iPodで、スマホで、電車の中でも散歩中でもどこでも、音楽を聴くことができる世の中にいる。そんな現代社会において、音楽は非常に…

マイケル・アンジェラコスの進化と深化―Disc Review : Passion Pit / Tremendous Sea of Love

マイケル・アンジェラコスの進化と深化 Disc Review : Passion Pit / Tremendous Sea of Love (2017) 「明るく煌びやかなエレクトロポップ」ー2009年にリリースされた彼らの1stアルバムを一言で表すとすれば、そんな言葉が適切だろう。80年代的なエレクトロ…

複数の理想と一つの現実ーDisc Review : Radiohead / In Rainbows

複数の理想と一つの現実 Disc Review : Radiohead / In Rainbows (2007) "IT'S UP TO YOU"(すべてはあなた次第)ー2007年10月10日、レディオヘッドの公式ホームページ上に掲載された一文は瞬く間に話題を集め、多くのメディアによって取り上げられた。こう…

「希望」は「意志」へと変わっていくーDisc Review : LOCAL SOUND STYLE / HOPE

「希望」は「意志」へと変わっていく Disc Review : LOCAL SOUND STYLE / HOPE (2009) どうも、ゆーすPです。前回、久しぶりに邦楽の記事を書いていたら、邦楽アーティストの記事を描きたい欲が高まってしまった結果、今回も邦楽アーティストの記事です。し…

優しくて暖かい、愛の歌ーDisc Review : 豊崎愛生 / Love letters

優しくて暖かい、愛の歌 Disc Review : 豊崎愛生 / Love letters (2013) 昨晩、ツイッターのトレンドに懐かしい人物の名前が。はい、そうです。豊崎愛生さんです。この度ご結婚を発表されたのことで、ツイッターではその話題で持ちきりでした笑。しかしなが…

「2017年」に鳴らされるべきモダンポップ ーDisc Review : Beck / Colors (2017)

「2017年」に鳴らされるべきモダンポップ Disc Review : Beck / Colors (2017) ーBeckって一言で言ってどんなアーティスト? この問いに答えるのはいささか簡単ではない。ヒットのきっかけとなったシングル"Loser"で「僕は負け犬だ」というオルタナ然とした…

行き場のない僕らのサウンドトラック―Disc Review:Radiohead / A Moon Shaped Pool

行き場のない僕らのサウンドトラック ディスクレビュー:Radiohead / A Moon Shaped Pool (2016) こんばんはゆーすPです。今日は、ちょうど去年の今頃に書いたのですがそのままお蔵入りになってしまっていた(まだその時はブログをやっていなかったので。)…

What is "American Dream"?:ジェームス・マーフィーの描くアメリカの今ーDisc Review : LCD Soundsystem/ American Dream

What is "American Dream"?:ジェームス・マーフィーの描くアメリカの今 Disc Review : LCD Soundsystem/ American Dream (2017) LCD Soundsystemは、言ってしまえばジェームズマーフィーのソロプロジェクトであるのだが、2011年にその活動休止を発表する際…

EDMならぬ"A"DM?―Disc Review : Kommode / Analog Dance Music

EDMならぬ"A"DM? Disc Review : Kommode / Analog Dance Music (2017) こんばんは、ゆーすPです。前々回に普段のレビューよりも少し短めのショートレビューをお送りしましたが、今回もその流れに乗って、ショートレビューです。

ロック復権をかけたQOTSAと僕らの野望ーDisc Review : Queens of the Stone Age / Villains

ロック復権をかけたQOTSAと僕らの野望 Disc Review : Queens of the Stone Age / Villains (2017) 今年頭、フジロックの出演アーティストが発表された際、その出演決定に驚いたアクトの一つがQueens of the Stone Age(以下QOTSA)でした。それもそのはず。QOT…

Bombay Bicycle Clubのフロントマンはデーモン・アルバーンになれるのかーDisc Review : Mr. Jukes / God First

Bombay Bicycle Clubのフロントマンはデーモン・アルバーンになれるのか Disc Review : Mr. Jukes / God First (2017) [short review] どうも、ゆーすPです。ブログタイトルが「インディーロック探報」でありながらそんなにインディーロック探報してなくない…

シミュラークル社会を暴くためにーDisc Review : Arcade Fire / Everything Now

シミュラークル社会を暴くために Disc Review : Arcade Fire / Everything Now (2017) 確かに、非常に評価が難しい作品である。このアーケイドファイアの新譜に対しては、リリース以前の大きな期待に反して落胆の声や失望の声がよく聞かれた。ピッチフォーク…

パウロの人生、カニエの回心ーDisc Review : Kanye West / The Life of Pablo

パウロの人生、カニエの回心 ディスクレビュー : Kanye West / The Life of Pablo (2016) 前回の記事で昨年の作品Chance the Rapperの"Coloring Book"を紹介したのですが、今このタイミングで?と思わせる少し唐突な感じになってしまいました。反省。…なので…

怒りを祈りに転化したシカゴの光ーDisc Review : Chance the Rapper / Coloring Book

怒りを祈りに転化したシカゴの光 ディスクレビュー : Chance the Rapper / Coloring Book (2016) "Music is all we got"ー音楽こそが全てだ、と彼は歌った。そんな彼が、ヒップホップアクトながらグラミー賞で新人賞を獲得し、ロラパルーザを満杯にした。チ…

Radiohead "OK Computer"再考ーDisc Review : Radiohead / OK Computer

Radiohead "OK Computer"再考 Disc Review : Radiohead / OK Computer (1997) 20周年を迎えてリイシューされたあの名盤をちょっと言語化しておこうと思ったらなんだか長ったらしく大仰になってしまいました(笑)、個人的に思い入れのあるアルバムをレビューす…

煌めき、色付く、僕らの世界ーDisc Review : Phoenix / Ti Amo

煌めき、色付く、僕らの世界 ディスクレビュー : Phoenix / Ti Amo (2017) Phoenixというバンドはまさに理想のストーリーを経て成長してきた。それは1stアルバムにして大傑作を作り上げその後の活動に苦悩したThe Strokesとも、大ヒット曲が一曲だけひとり歩…

21人の一匹狼が描く新たなスタンダードーDisc Review : 欅坂46 / 真っ白なものは汚したくなる

21人の一匹狼が描く新たなスタンダード ディスクレビュー : 欅坂46 / 真っ白なものは汚したくなる (2017) 彼女達は、深刻な自己矛盾を抱えている。CDを出せばチャートで一位を獲得、幾多のTV出演を果たし、ライブをやれば満員御礼、そんな日本のアイドル界、…

"EDMの象徴"によるファンクへの転回が意味するものーDisc Review : Calvin Harris / Funk Wav Bounces : Vo.1

"EDMの象徴"によるファンクへの転回が意味するもの Disc Review : Calvin Harris / Funk Wav Bounces : Vo.1 (2017) 確かに私は、サマソニにカルヴィンハリスがヘッドライナーとして出演することが決まった時、なんだカルヴィンハリスか。と肩を落とした。昨…

「分断した社会」を乗り越えるためにーDisc Review : Broken Social Scene / Hug of Thunder

「分断した社会」を乗り越えるために Disc Review : Broken Social Scene / Hug of Thunder (2017) このカナダのスーパーグループバンドがバンド名に"Broken Social Scene"という名前を付けたのは、まさに運命だったのかもしれない。二回の世界大戦とその後…

テイラー・スウィフトをも魅了する煌びやかなポップネスーDisc Review:Haim / Something To Tell You

テイラー・スウィフトをも魅了する煌びやかなポップネス Disc Review:Haim / Something To Tell You (2017) Haimの名前を聴いたのは何年ぶりだろう。1stアルバム"Days Are Gone"のリリースが2013年だから……もう4年も前のことじゃないか……いやはや時が経つの…

2017年上半期ベストアルバム10選 : TOP 10 ALBUMS OF 2017 (JAN-JUNE)

と言うことで予告していたように、今回は2017年上半期の個人的良作アルバムを10枚ご紹介。前回同様、特に順位は付けず、順不同。(五十音順)

”耽美派”が提示する過去と現在ーDisc Review:Slowdive / Slowdive

”耽美派”が提示する過去と現在 Disc Review:Slowdive / Slowdive (2017) 2017年、シューゲーザーシーンが何だかおかしい。3月にシューゲーザーの勃興に大きな影響を与えたThe Jesus and Mary Chainが19年ぶりにアルバムをリリース。5月にSlowdiveが22年ぶり…