2018-01-01から1年間の記事一覧
12月に入り、いち音楽リスナーとして気になるのが、各メディアの発表する年間ベストアルバム。近年ではSNSの発展もあり、大手メディアのみならず個々人が自由に思い思いのベストアルバムを発表するようになりまして、本当に多種多様なバラエティーに富んだラ…
indiemusic.hatenadiary.jp ということで、前回記事(↑)の続きです。前回はパレスチナ、ヒップホップ中心でしたが、今回はエジプト、ロックバンドを中心に現代アラブポップのオススメ曲を紹介します。
どうもゆーすPです。今回は以前から取り上げたいと思っていたのですが、なかなか書けずにいたトピックを投稿したいと思います。ズバリ、アラブ音楽に関してです。恐らくアラブ音楽に馴染みがある人は少ないと思います。実際に、洋楽をよく聴く人でも、アメリ…
秋といえば、そう、読書の秋。 ということで。(もう冬になりつつあるんですがね…) 今回は少し趣意を変えて、本×音楽の組み合わせをいくつかピックアップしてみました。読みながら聴きたいアルバム、聴きながら読みたい本、の組み合わせです。本のチョイスが…
ロックスターとヒップホップスターの狭間でーーカテゴリー化の暴力を超えて ディスクレビュー : Travis Scott / Astroworld (2018) 先日行われたアメリカ中間選挙。そこで明らかになったことは、多くの有権者が自らのアイデンティティを積極的に政治に反映さ…
社会に立ち向かう個人 Disc Review : tofubeats / RUN (2018) こんなにたくさんいるのに たった一人走るとき アルバムのオープニングを飾るタイトルトラック”RUN”のこの一節は、本作を象徴するフレーズだ。一年半ぶりのフルアルバムとなった本作”RUN”は、現…
星野源が見据えるJポップの未来 ソングレビュー : 星野源 / アイデア 星野源初の配信限定シングル。NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い』の主題歌。
Joey Purpと新しいシカゴ ディスクレビュー : Joey Purp / QUARTERTHING (2018) Joey Purpの2年ぶりとなる2ndアルバム。前作iiiDrops同様フィジカルリリースは無しでストリーミングのみのリリースとなっている。
来日キャンセルに定評があり、かつ滅多に来日しないことで有名なキラーズ*1。今日はちゃんと演ってくれた。とりあえずただただそれだけの当たり前のことですごくホッとしている。 それは多分今日武道館に集まった皆んなが思っていたことで、あの場に集ったフ…
ミリオンライブが走り続けた五年間 楽曲レビュー : UNION!! / 765 MILLION STARS (2018) ・ミリオンライブの五年間 ミリオンライブというコンテンツは、コンテンツ開始以降その軸を「音楽」に依ってきた。声優陣の歌唱力・表現力の高さを生かし、次々と優れ…
誰が為の、何の為の音楽か ライブレポート : Chance the Rapper @SUMMER SONIC 8/19 ・音楽には力がある? 音楽には力があるーー古来、多くのミュージシャンが音楽の持つ力を信じて、たくさんの曲を作ってきた。実際に、私たちは音楽を聴いて辛い日々を乗り…
現実と夢の狭間 ライブレポート : My Bloody Valentine 2018/08/15@豊洲PIT 「公演は大変大きな音量で行われますので耳栓を一人一個お持ち下さい!」会場に入るとまず聞こえてくるのがそんなスタッフの声。 音楽を聴きに来たのに耳栓? 何も知らない人が聞け…
ELLEGARDEN復活によせて ディスクレビュー : ELLEGARDEN / DON'T TRUST ANYONE BUT US (2002) 子供の頃、自分は何か特別な存在で、周りの大人たちとは違う何者かになれると信じていた。自分だけは違うとそう信じていた。
インディーロックを諦めない Disc Review : Dirty Projectors / Lamp Lit Prose (2018) Dirty Projectorsは、デイブロングストレスは、インディーロックを諦めなかった。前作から一年という短いスパンでリリースされた本作Lamp Lit ProseでDirty Projectors…
どうもゆーすPです。私事ですが、先日フジロックに行ってまいりました。心配していた天気ですが、なんとか台風も直撃を免れ、夜には月が顔をのぞかせる一瞬も。行くまではチケットが高いだとか準備が面倒だとか苗場遠いだとかグチグチ言っておりましたが、行…
どうもゆーすPです。今日からついにフジロックが始まります。いやはや、台風の進路が心配なところではありますが、今回はフジロック直前特集と題しまして、自分がこれまで上げてきた記事の中から今年のフジロックに出演するアーティストの記事をまとめてみま…
ニューヨークの光と闇 Disc Review : Vampire Weekend / Modern Vampires of the City (2013) 今回取り上げるのはVampire Weekendが2013年にリリースした3rdアルバム"Modern Vampires of the City"。この印象的なアルバムタイトルは、ジャマイカのレゲエミュ…
相互的であるということ Disc Review : Dirty Projectors / Bitte Orca (2009) Animal CollectiveのMerriweather Post Pavilion、Grizzly BearのVeckatimest、そして、このDirty ProjectorsのBitte Orcaーー2009年という年は、ブルックリン勢が世界を圧巻し…
どうもゆーすPです。ついに夏本番、暑い日々が続いております。 今日はそんな夏に聴きたい、インディーロックのアンセムをご紹介。特に是非夏フェスで(主に私が)聴きたい、踊りたい曲をチョイスしました。
世界の終わりと日常と君とーDisc Review : lyrical school / WORLD'S END (2018) guidebook以降2年ぶりのフルアルバムにして新体制後としては初となるフルアルバム。アルバムタイトルのWORLD'S ENDが端的に示している様に、本作は世界の終わりに直面した僕と…
ということで、前回に引き続き2018年上半期ベストです。今回はトラック編。前回同様ランキングはつけておらず、以下アルファベット順となっております。 ではでは。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。6月が終わり梅雨が明け、早くも一年の半分が経過しました。ーということで、今年も2018年の上半期にリリースされた新譜の中で個人的お気に入りの曲・アルバムをそれぞれ10曲・10枚づつ紹介したいと思います。それでは、今…
さよなら、自分だけの世界 ソングレビュー : James Blake / Don't Miss It iPhoneのメモを模したジャケット写真とミュージックビデオが印象的なJames Blakeのニューシングル。1月にリリースされたシングル"If The Car Beside You Moves Ahead"以来約4ヶ月ぶ…
どうもゆーすPです。 実は本日5/27で、当ブログは開設から1周年を迎えました! いつも閲覧していただき、スターをいただき、本当にありがとうございます。そんな「見てくださる人がいる」「評価してくださる人がいる」という実感が私のブログ執筆の一番の支…
シンギュラリティ——技術的特異点の向こう側 Disc Review : Jon Hopkins / Singularity (2018) 「電子音という無機質的な音によって作られた音楽が、自然や生命といった有機的なテーマを表現する」ということに、我々はもはや違和感を覚えることは無くなって…
どうもゆーすPです。ついに、我らがキラーズの5年ぶりの来日公演が決定しました!この来日決定を祝して、今回は「ゆーすPが選ぶキラーズの隠れた名曲10選」です。「隠れた名曲」とのタイトルから分かるように、定番曲、有名曲は外しております。そのため、「…
「一体で一枚岩の黒人社会」という幻想 Song Review : Childish Gambino / This is America (2018) ・"This is America"の衝撃 銃で人を躊躇いなく撃ち殺す。 撃ち殺された死体は何事もなかったかのように回収される。 銃を撃った張本人(ガンビーノ)は何事も…
"普遍的感情"なるものは存在するのか Anime Review : ダーリン・イン・ザ・フランキス/DARLING in the FRANXX (第1クール:1-13話) 人間とは何か。この簡単に答えられそうでなかなか難しい問いは、古代から現代に至るまで、常に人々の頭を悩ませてきた。近代…
どうもゆーすPです。 タイトルの通り、今回はちょっとした報告です。
「私とあなた」の世界を超えて Disc Review : Beyonce / Lemonade (2016) どうも、ゆーすPです。先々週のコーチェラでのビヨンセがあまりにも圧倒的すぎて、以降、ひたすらLemonadeを聴いていました。ということで今日は突然ですが、ビヨンセのLemonadeのレ…