ということで、前回に引き続き2018年上半期ベストです。今回はトラック編。前回同様ランキングはつけておらず、以下アルファベット順となっております。
ではでは。
・Childish Gambino / This is America
(こちら過去記事参照)
・Cuco / Dontmakemefallinlove
カリフォルニア出身の19歳による極上のベットルームミュージック。EP"Chiquito"からのリードトラックである本楽曲は、ローファイでメロウな一曲に仕上がっている。中毒性のある緩いポップさがクセになる。
・Disclosure / Ultimatum feat. Fatoumata Diawara
昨年突然の活動休止を発表したDisclosureが新曲を引っさげてこれまた突然帰還。マリ共和国のミュージシャン、Fatoumata Diawaraをフィーチャーした本楽曲はアフリカンなテイストに仕上がっており、彼らの新たな方向性を仄めかす一曲となっている。
・Hinds / The Club
スペインはマドリードから世界を跨ぐインディーガールズバンドHinds待望の2ndアルバムから同オープニングトラックのThe Club。ローファイでキャッチー、それでいて力強いエネルギッシュさを併せ持つアンセミックな一曲。
・The Internet / Roll (Burbank Funk)
生音によるR&Bバンドとして現行ブラックミュージックシーンの先端を行くThe Internet。そんな彼らの今月末リリース予定のニューアルバムからの先行曲。独特のグルーブ感とクールでアーバンなサウンドがクセになる。
・James Blake / Don't Miss It
www.youtube.comindiemusic.hatenadiary.jp
(こちら過去記事参照)
・Lil Xan / The Man feat. $teven Cannon
苦境に立たされたエモ・ラップシーンの再生は、この男にかかっている。精神薬「ザナックス」に由来するXan(ザン)の名前で活動する彼は、薬物問題に揺れるエモ・ラップシーンの中にいて、強烈なアンチ・ザナックスのメッセージを打ち出している。(Lil Peepの死因はザナックスの過剰摂取とされている。)このThe Manは、"God damn, god damn Lil Xanny the man"というやけに耳に残るフックが特徴的。
・illuminati hotties / (You're Better) Than Ever
Sarah Tudzinを中心に結成されたインディーロックバンドilluminati hottiesによるデビューアルバムKiss Yr Frenemiesからの一曲。疾走感の溢れるピュアなガレージポップに一目惚れ間違い無し。このインディーポップ然とした可愛らしいPVもグッド。
・Tune-Yards / Heart Attack
ループマシンを駆使した独特なリズムにオーガニックなサウンドが特徴的なTune-Yardsの三年半ぶりの最新アルバムからのリードトラック。これぞTune-Yardsなワールドミュージック的に展開されるパーカッション、中毒性のある独特のメロディ、そして個性的なメリルのヴォーカルといった要素が詰め込まれた一曲となっている。
・The Vaccines / I Can't Quite
2011年のデビューアルバムがあまりにも持ち上げられてしまった反動もあって、最近のThe Vaccinesへの注目度はあまり高くはない。しかしながら、1st以降のヴァクシーンズも、アコースティックな傾向を見せた2013年のEP"Melody Calling"に後期ストロークスを引用した3rd"English Graffiti"など、野心的な活動を続けている。このI Can't Quiteは、そうした中で初期のヴァクシーンズらしさが強く感じられる卓越したメロディーセンスが光るナンバー。1st以降離れていたファンは是非。
ちなみに次点としては、
・Camila Cabello / Havana feat. Young Thug
・Jay Rock, Kendrick Lamar, Future, James Blake / King's Dead
・Sophie / Immaterial
・Spiritualized / A Perfect Miracle
・ZHU & Tame Impala / My Life
こんな感じです。
ということで10曲紹介しました。にしても適当なコメントで申し訳ない。ではではまた。