ゆーすPのインディーロック探訪

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2010年代ベストアルバム50選 PART1:TOP 50 ALBUMS OF 2010s [50-41]

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どうもゆーすPです。今回は2010年代のベストアルバム50選です。

2010年から2019年の10年間は、まさに私が音楽、特に洋楽を聴くようになってからの10年間と丸々一致しています。最初に夏フェスに行ったのは2010年のことでしたし、MTVを見るようになってCDを買うようになったのも2010年のことでした。その意味で、2010年代の音楽とは私がリアルタイムで追ってきた音楽のすべてです。

そのため、個人的に思い入れのある音楽が多く50枚に絞るのは至難の業でした。断腸の思いでランキングから外した作品がたくさんあります。したがって、ここにある50枚は私の10年間のほんの一部分でしかありません。時間があったら50位-100位等の形でそれらの作品を取り上げたいと思っていますが。

そして、ランキングを作る際に心掛けたことが一つあります。それは、当時の自分の評価を重視することです。2011年以降毎年個人的に年間ベストを作っているのですが、もちろんこれらの年間ベストは私の当時の感情・評価に基づいたもので、例えば2011年時点では高く評価していても、2020年時点の私から見ると最近はほとんど聞いてないな…という作品があったりします。しかし今回のランキングでは当時の自分の評価を大事にしました。それは2020年という観点から2010年代を語るのではなく、2010年代をその内部から、その過程に沿って語りたいという思いからです。なんて御託はこれくらいにして、ランキングへいきましょう。長くなってしまったので、今回は50位から40位までです。

 

[TOP 50 ALBUMS OF 2010s [50-41]]

50 Sun Kil Moon / Benji (2014)

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最近ハイデガーの『存在と時間』を読んでいるのだが、ハイデガーは死について、人間は自らが死ぬときにはじめて死に直面するのではなく、生きているときから常に死と関わり続ける「死と関わる存在」であると論じている。マーク・コズレックが作り上げた文学作品であるかのようなBenjiというアルバムは、死というシリアスなテーマを扱い、彼の身近な親戚の死から著名人の死まで、様々な人物の死を歌った作品である。その意味で、マーク・コズレックの真摯な歌声(というよりはほぼ朗読的な「歌声」であるのだが)と素朴なアコースティック・ギターの音像は人間が「死と関わる存在」であることを我々に思い起こさせる。一方で、コズレックの淡々とした歌声、ピントの合わないアートワーク、メランコリックなアコースティック・ギター、これらは死を覚悟しろと我々に説き伏せるような趣き、あるいは今を全力で生きることが必要なんだという鼓舞するような趣きとは異なっている。

コズレックは、本作で多くの固有名詞を用いて非常に私的な世界を具体的に歌い上げる。こうした私的な死をめぐる経験の描写によって、Benjiは死をめぐる人々の固有さ、複雑さを仄めかしているように思う。物語的に語られることが多い死を圧倒的なリアリティをもって見事に描き切った傑作。

 

49 100 gecs, Dylan Brady & Laura Les / 1000 gecs (2019) 

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2019年の作品を2010年の作品と比較すること自体ナンセンスなことのようにも思えなくないが、2019年の作品から1枚だけベスト50アルバムに選出した。

Dylan BradyとLaura Lesから成るポップデュオ100gecsのデビュー作は、Skrillex、Grimes、Lil Peep、XXXTentacion、Sophie、これらを通過した2019年の地平を端的に示す23分だ。本作はトラップ、フューチャーベースとオートチューンのラップによる軽快でポップなメロディーを基軸としているが、その中に突如として様々なモチーフが断片的に挿入される。オープニングトラック745 stickyの後半に突如として挿入されているのは初期Skrillexを想起させるブロ/ダブステップであり、stupid houseのメロディーラインはさながらポップパンクバンドのような軽やかさを有している。コラージュの波が押し寄せては消えていく中で、100gecsはとびきりポップなメロディーラインをしっかりと準備している。その意味で、本作はポップの内側からポップミュージックをひっくり返そうとした野心作と言うことができよう。

 

48 Spoon / They Want My Soul (2014)

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Spoonの音楽の基礎にあるのは、ビートルズ、ヴェルヴェッツといった60sのロックンロールであることは間違いない。このThey Want My Soulにおいても過去作同様リズム&ブルースとロックンロールが軸となっており、オープニングトラックの"Rent I Pay"のソリッドなギターとダイナミズム溢れるドラミング、ブルージーなキーボードから、ポップに突き抜けたインディーロックアンセム"Do You"、粗削りでシンプルなギターと軽快なリズムが心地よい"Let Me Be Mine"まで、ロックバンドとしての矜持を感じる楽曲が目白押しだ。

一方で、ここにはTelevision、Canの流れを汲むダンスパンク、特にジェームズ・マーフィー以降のニューヨークダンスパンクの強い影響が見られる。"Outliter"、"New York Kiss"はThe RaptureLCD Soundsystemのリズム感をインディーロックの文脈から再構築したものと言えよう。

Spoonの本作には、決して革新的な何かがあるわけでもない。だが、変化に疲れた我々をそっと癒してくれるような、そんな安心感がこの"They Want My Soul"には込められている。

 

47 How To Dress Well / "What Is This Heart?" (2014)

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How To Dress Wellことトム・クレルはピッチフォークの取材に対し「ポップな——だからといって大衆迎合的ではない——音楽を作りたい。ビルボードで一位を取りたいんだ」と話した*1。この言葉は、How To Dress Wellを——といっても"What Is This Heart?"以前のHTDWであるが——知る者にとってはいささか奇妙に聞こえるかもしれない。"Total Loss"や"Love Remains"はインディー的なR&B解釈を基軸にローファイサウンド、くぐもったノイジーサウンドを志向したものであった。そのHTDWがビルボードを射程に入れたメインストリーム向けの音楽を目指しているとはなかなか奇妙な感じがする。しかしながら、この"What Is This Heart?"を聴くと、これまでのインディー的な意匠を捨て去りよりクリアでポップな音楽を目指そうとしているクレルの意思がはっきりと見て取れる。"& It Was U"のリズム感をポップにアップデートした"Repeat Pleasure"、シンセサイザーの一音一音がよりクリアになった"What You Wanted"など、アルバムの随所にポップネスの要素がちりばめられている。

そして、アルバムの後半のピークポイント"Precious Love"を聴くと、HTDWがR&Bのインディー的解釈という点において先駆的であったことのみならず、デジタルクワイアとポストダブステップの遭遇というBon Iverが"22, Million"で見事に開花させた10年代後半のモードを少しばかり先どっていたようにも思える。

 

46 Travis Scott / Birds in the Trap Sing McKnight (2016)

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つい先日2020年のコーチェラのヘッドライナーとしての出演が決定したトラヴィススコット。彼が今や世界を代表する「スター」の一人であることは言を俟たない。そんな彼が2016年に突如として発表した2ndアルバムがこの"Birds in the Trap Sing McKnight"だ。本作は客演としてKendrick Lamar、Andre 3000、The Weeknd、Young Thugなどを豪華なメンツを呼んでいるが、このアルバムはあくまでもトラヴィススコットのものとして機能している。

ゲットーなフロウと頽廃的なトラップソウルがアルバムを通して独特の世界観を構成しており、アルバムとしての完成度は非常に高い。全編を通じて暗いオートチューンが貫かれメロウなソウルミュージックとトリッピーなトラップが演出する頽廃感はさながら「トラップ・オペラ」*2である。

"coordinate"で「いかしたロックスターのジーンズを履いて」と歌ったトラヴィススコットは、ヒップホップスターであるのみならず、ロックスターとしての役割を担おうとした。実際にこの2ndアルバムの後に2018年にリリースした"ASTROWORLD"はそうしたロックスターとしてのトラヴィススコット像を前面に押し出していたように思う。こうしたトラヴィススコットのスターとしてのあり方を見ていると、2010年代という時代は、「ロックが終わった」だとか「ヒップホップの時代を迎えた」という話ではなく、そうした「ジャンルによるカテゴリー化それ自体」が終わりを迎えた時代なんじゃないかと思う。ともかく、今や世界的大スターとなったロックスター・トラヴィススコットの、確固たる哲学、世界観を知るには、このBirds in the Trap Sing McKnightが一番だろう。

 

45 BROCKHAMPTON / iridescence (2018)

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 「ワン・ダイレクション以来の最高のボーイバンド」を自称する彼らが、これまでの作風をがらりと変え、ソリッドで暗い雰囲気を纏った4作目である。これまでシンガロングを誘うようなキラーチューンを多く繰り出してきたBROCKHAMPTONは、ビートルズのサージェント的なアルバムを作ると宣言し、アビーロードスタジオで10日間という短期間でこのiridescenceを制作した。

そのため、本作はこれまでの作品と比べて粗削りな作品となっているのだが、それゆえにBROCKHAMPTONというグループの良さがより発揮されているように思う。このグループはステージメンバーのみならず制作メンバーを含んでおり、総勢17人のクルーで音楽からアートワーク、ステージ衣装、ミュージックビデオの作成などを全て自身で行っている。その中には白人、黒人、アジア系が含まれ、ゲイを公言している人物もおり、あらゆる差別に対しNOを表明している。

こうしたグループ内のダイバーシティが楽曲内でぶつかり合う様は壮観だ。”I'll build a different house with some different functions”と多文化共生を歌う彼らは異なるアイデンティティを有していながら、それらは積極的に前面に押し出されており、衝突しあいつつ一つの作品が生み出されている。この過程は現代社会、特にアイデンティティ・ポリティクス以降、リベラリズム以降の世界を考える上で大きな示唆を与える。自らのアイデンティティを積極的に主張する流れが強まる中で、これまでのようなリベラリズムによるアイデンティティ無き平等はむしろ抑圧的に作用する。今求められているのは各々のアイデンティティをあるがままに発揮することができ、かつ異なるアイデンティティ同士が憎みあわないような形で共存する社会である。そんな社会のあり方の縮図を、BROCKHAMPTONというグループは体現しているように思う。

 

44 ASAP Rocky / Testing (2018)

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一切のキャッチーさを排した2ndアルバム"AT.LONG.LLAST.ASAP"から一転、ロンドンやベルリンを基点に制作されたという本作"Testing"は目まぐるしく移り変わるシーンを一望に収めた作品となった。"Testing"には現行シーンの中心的存在であるアーティストがこぞって参加し、FKA Twigs、Frank Ocean、Skepta、Kodak Blackなどが名を連ねている。

先行シングルASAP FoeverにMobyの"Porcelain"が大胆にサンプリングされていることにまず驚かされるが、その後もDMXの影響を感じるイギリスのグライムシーンを代表するSkeptaプロデュースによる"Praise the Lord"、Hector Delgadoのインタールードと度重なる銃声が鳴り響く"Gunz N Better"など、ヒップホップの枠組みをより広げようとする野心的・実験的試みが随所に見られる。 

 

43 XXXTentacion / ? (2018)

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かつてレビューでXXXTentacionについて「非常に危険な悪い予感がしてしまう」と書いたが、その予感は最悪な形で的中してしまった。XXXTentacionは2018年6月に銃殺され、還らぬ人となってしまったのである。

この"?"では、彼のアイデンティティ的多様性に起因するサウンドの多様性と、一方でアイデンティティの間で彷徨う彼の苦悩が鮮明に描かれている。サウンドの多様性は彼の音楽が「グランジラップ」や「サウンドクラウドラップ」、「エモトラップ」などの様々な呼称で呼ばれることにも表れている。"Pain=BESTFRIEND"ではグランジ的な荒々しさと陰鬱さが叫ばれているし、"Floor 555"ではパンクミュージックを思わせる怒りを吐き捨てるような彼の声が特徴的である一方、"Moonlight"や"SAD!"では流れるようなフロウとメロディアスな彼のラップが耳を捉える。"I don't even speak spanish lol"でラテンチックなポップなナンバーが突然流れ出したかと思えば、続く"changes"は美しいピアノの音が響くバラードナンバーだ。

こうして様々な音楽を行き来する中で、彼の歌唱法も様々に移り変わる。それはラップであったかと思えばエモーショナルな歌となり、時には叫び声、金切り声となる。そこで叫ばれる彼の苦悩は、彼の個人的な経験から来る悲しみや怒りに包まれている。そしてこうした悲しみや怒りから、彼の孤独感や拠り所のなさが浮き上がってくる。

一方で、彼のパーソナルな側面、特にスキャンダラスな側面を無視することはできない。彼は様々な犯罪歴を有しており、妊娠中の恋人への継続的な暴行や監禁の容疑をかけられてた。正直なところ、こうした犯罪行為を働いた者の音楽作品をどう評価すべきなのか、私には正解が分からない。被害者がいる犯罪である以上、彼の音楽を評価すべきではない、あるいは評価以前に言及を控えるべきであるとの批判は至極全うであろう。実際に多くのメディアがXXXTentacionの作品のレビューを避けているように思う(この状況については彼の死によって幾分か変化したが)。しかしながら、そうした犯罪がありながらもビルボードで1位を獲得した、若者に絶大な人気を誇った、ということは消えることのない事実である。この事実に目を背けることは、現代アメリカが抱える様々な問題に背を向けることとなりかねない。彼のような死を繰り返さないためにも、上の問題に我々は向き合い続けなければならないだろう。

 

42 Passion Pit / Tremendous Sea of Love (2017)

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マイケル・アンジェラコスの人生が強く反映されたPassion Pitの音楽は、まさにマイケルの人生と一体のものであった。自分の出来事や思いを音楽に昇華し、自分の人生を音楽で表現するのである。煌びやかなシンセの音がどこか暗く現実的な歌詞と合わさる様は、まさに人生の両義性を示しているようにも考えられる。

そうやって自分の人生を音楽に乗せてきた彼が、今回2年ぶりにリリースした"Tremendous Sea of Love"は、今までとは少し毛色が異なる作品だ。実際にアルバムを通してとりとめのなさ、抽象的なイメージが付きまとう。今までのPassion Pitが「ポップな曲に抽象的な歌詞を載せる」ことで彼の人生を描いてきたとすれば、本作では「抽象的な曲に抽象的な歌詞が載っている」と言えよう。

彼が本作で提示したのは、彼の人生をめぐるストーリーに留まらない。音楽の販売形態に対する疑念、精神疾患に対する社会的認知の低さ、そして過度のインターネットの発展に対する懐疑。こうした多様で複雑な問題を取り上げる際に、そんな雑多な問題群を作品に反映させる際に、抽象的な楽曲である必要があったのかもしれない。

しかしながら、こうした社会的問題をよそに、ピュアで美しいメロディーが我々の心に突き刺さる。"I'm Parfect"はPassion Pitらしさに溢れたとびきりポップな楽曲であるし、"To the Other Side"はマイケルのヴォーカルを美しく儚げなピアノが彩るエピックな一曲だ。"Tremendous Sea of Love"はブライアン・イーノやフェネスを思わせるアンビエントミュージック的な楽曲であるが、時折聞こえるマイケルのファルセットが聴く者の心をぐっとつかむ。

確かに本作はこれまでのように、マイケル自身の人生のストーリーが強く作品に反映されたものではない。商業主義化する音楽シーンに対する疑念やアルバムというフォーマットそれ自体に対する疑念など、様々な既成概念に対する疑念が 渦巻く中で制作された本作は、ある意味ではKanye Westの"The Life of Pablo"にも通ずるような作品である。しかしながら、そんな中で、ふと明るく煌びやかな音が降りかかる。Passion Pitらしさの溢れたポップなメロディが紡がれる。まぎれもない"Passion Pitの"音が鳴り響く。新たな魅力と彼らしさが同居する本作を経てPassion Pitはいかなる道へ進むのだろうか。彼のこれからに更なる期待を込めて。

 

41 M.I.A. /  ΛΛ Λ Y Λ (2010)

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父のニックネームを冠した1stアルバム"ARULAR"、母に捧げた2ndアルバム"KALA"——この二枚の作品で見事に00年代を代表するアーティストの座にのぼりつめたM.I.A.が新たなディケイド=2010年に発表した3rdアルバムは自身の愛称にちなんで"MAYA"と名づけられた。

M.I.A.の壮絶なバックグラウンドは、彼女の音楽がリアルな政治的社会的問題と不可分であることを思い出させる。スリランカのマイノリティであるタミル人として生まれたM.I.A.は、シンハラ人から成るスリランカ政府との内戦の激化に伴い10歳の時にロンドンへ難民として移住した経験を持つ。こうした経験から、タミル人としてのアイデンティティ・ポリティクス、オクシデンタリズムへの反抗といった主張が過去二作において一つの軸を構成していたが、そうしたポリティカルなメッセージは本作でも健在である。衝撃的なミュージックビデオが物議をかもした"Born Free"は、政治が不可避的にはらむ権力構造、あるいは人間そのものが持つ「万人の万人に対する闘争」としての性格を我々に突きつけている。

しかしながら、本作はこうしたメッセージに加え、もう一つ重要な軸を有している。それが「情報」「インターネット」をめぐる闘争である。このことは、YouTubeのシークバーが溢れるジャケット写真、グーグル検索に対するアンチテーゼとして用意されたタイトル"ΛΛ Λ Y Λ"からして明らかである。インターネット化が進展した現代社会において情報過多に陥ることへの警笛という点では、同年リリースのMGMT"Congratulations"と同様の地平を有しているが、M.I.A.のMAYAは特に情報を政治との関係から語ろうとした点に特色がある。オープニングトラックの"The Message"はグーグルとアメリカ政府の結びつきを疑うものであり、彼女はグーグルが収集した個人情報が政府によって悪用されているのではないかと主張している。

MAYAが提示した二つの軸は、2020年という現在地から遡及的に捉え直すと、2010年代のディケイドを先見していたように思う。トランプ以降の音楽シーンの政治への批判的コミットメント、SNSYouTubeの発展によるさらなる情報過多化、2010年代を特徴づける二つの出来事は、すでに2010年の時点でM.I.A.が警笛を鳴らしていた点であった。さらに後者に関しては、M.I.A.の疑いは2013年のスノーデンによる暴露によってその正しさが証明される形となった。

2012年のスーパーボウルアメリカに対して中指を突き立てたM.I.A.は、激しい非難を浴びせられた。世界のポップシーンは依然としてアメリカ中心で回っている。YouTubeSNSの影響力は2020年代においてもより一層強まっていくように思う。そうした中で、M.I.A.が伝えようとしたメッセージは依然として重要性を持っている。

 

以上、50位から41位でした。PART2に続きます。

 

[TOP 50 ALBUMS OF 2010s [50-41]

50. Sun Kil Moon / Benji (2014)

49. 100 gecs, Dylan Brady & Laura Les / 1000 gecs (2019)

48. Spoon / They Want My Soul (2014)

47. How To Dress Well / "What Is This Heart?" (2014)

46. Travis Scott / Birds in the Trap Sing McKnight (2016)

45. BROCKHAMPTON / iridescence (2018)

44. ASAP Rocky / Testing (2018)

43. XXXTentacion / ? (2018)

42. Passion Pit / Tremendous Sea of Love (2017)

41. M.I.A. / ΛΛ Λ Y Λ (2010)

 

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(※2/11追記:サムネイル変更しました)