ゆーすPのインディーロック探訪

とあるPのインディーロック紹介ブログ。インディーからオルタナ、エレクトロ、ヒップホップまで。

<祝>ブログ開設1周年!!

どうもゆーすPです。

実は本日5/27で、当ブログは開設から1周年を迎えました!

いつも閲覧していただき、スターをいただき、本当にありがとうございます。そんな「見てくださる人がいる」「評価してくださる人がいる」という実感が私のブログ執筆の一番の支えです。まだまだ稚拙な駄文ではありますが、これからも何卒よろしくお願いいたします。

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シンギュラリティ——技術的特異点の向こう側―Disc Review : Jon Hopkins / Singularity

シンギュラリティ——技術的特異点の向こう側

Disc Review : Jon Hopkins / Singularity (2018)

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 「電子音という無機質的な音によって作られた音楽が、自然や生命といった有機的なテーマを表現する」ということに、我々はもはや違和感を覚えることは無くなっている。それは、これまでの電子音楽の功績によるところが非常に大きい。すなわち、ブライアン・イーノをはじめとしたアンビエント・ミュージックが環境音楽として、時には人間の歌声以上に「自然」を適切に表現することに成功してきたということであり、この流れは現在に至るまでのエレクトロシーンに大きな影響を与えている。

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ゆーすPが選ぶThe Killersの隠れた名曲10選

どうもゆーすPです。ついに、我らがキラーズの5年ぶりの来日公演が決定しました!この来日決定を祝して、今回は「ゆーすPが選ぶキラーズの隠れた名曲10選」です。「隠れた名曲」とのタイトルから分かるように、定番曲、有名曲は外しております。そのため、「キラーズって何?」って方は、取り敢えず"Mr. Brightside"や"Sombody Told Me"や"When We Were Young"や"Human"などを聴いていただくのがベストかと思われます。そのあとで、、以下の楽曲たちを是非。
「隠れた名曲」って言ったって「隠れ」てねぇよ、ってツッコミはあると思いますが*1笑、お手柔らかにどうぞよろしくお願いします。ではでは。

*1:今の時代、普通にサブスクで聴けますしね…笑

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「一体で一枚岩の黒人社会」という幻想ーSong Review : Childish Gambino / This is America

「一体で一枚岩の黒人社会」という幻想

Song Review : Childish Gambino / This is America (2018)

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・"This is America"の衝撃

銃で人を躊躇いなく撃ち殺す。

撃ち殺された死体は何事もなかったかのように回収される。

銃を撃った張本人(ガンビーノ)は何事もなかったかのようにその場を立ち去る。

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"普遍的感情"なるものは存在するのかーAnime Review : ダーリン・イン・ザ・フランキス/DARLING in the FRANXX

"普遍的感情"なるものは存在するのか

Anime Review : ダーリン・イン・ザ・フランキス/DARLING in the FRANXX (第1クール:1-13話)

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人間とは何か。この簡単に答えられそうでなかなか難しい問いは、古代から現代に至るまで、常に人々の頭を悩ませてきた。近代哲学は、人間には「意識」が存在するとして、人間を「意識的存在」と定義した。かのマルクスは、フォイエルバッハの定義を援用して、人間を「類的存在」と定義した。

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