ゆーすPのインディーロック探訪

とあるPのインディーロック紹介ブログ。インディーからオルタナ、エレクトロ、ヒップホップまで。

誰よりも説得力のある、責任のある”オールライト”ーSong Review : Kendrick Lamar / Alright

誰よりも説得力のある、責任のある”オールライト”

Song Review : Kendrick Lamar / Alright (2015)

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―we gon' be alrightと、彼は繰り返し歌った。トランプ氏のシカゴの選挙集会に反トランプ派が押し寄せ、シュプレヒコールとして”we gon’ be alright”の大合唱が発生した。ケンドリックラマーのメッセージは、反トランプ派にとっての一つの「合言葉」となった。

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2017年ベストアルバム50選:TOP 50 ALBUMS OF 2017 [50-1]

2017年ベストアルバム50選:TOP 50 ALBUMS OF 2017 [50-1]

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どうもゆーすPです。早いものでもう2月です。もういい加減2018年モードにならんといけないのですが、2017年の総括第二弾ということで、今回は「アルバム編」です。ということで、ちぇけらっちょい*1

※前回同様コメントは随時更新していく予定です。 

 

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2017年ベストソング50選:TOP 50 TRACKS OF 2017 [50-1]

2017年ベストソング50選:TOP 50 TRACKS OF 2017 [50-1]

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皆様、あけましておめでとうございます!どうも、ゆーすPです。2017年も早いもので終わり、2018年となりました。昨年は皆様本当にありがとうございました。今年も本ブログを是非是非よろしくお願いいたします。

ということで!音楽ブロガーになって年末*1に年間ベストをどや顔で投稿する、という長年の夢を叶えちゃいたいと思います。はい。年間ベストです。今年はストリーミングサービスにどっぷりだったせいか、広く浅く曲を聴いていたせいで、ランキングを作る際に曲を絞るのに苦労しました。そんな中から自分の主観と独断で50曲を選んでみました。ではでは↓↓

*1:年末ではない。もはや年始でもない。

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クリスマスに聴きたい名曲10選

どうもゆーすPです。今日はクリスマスイブ。皆さんはいかがお過ごしですか。え?このブログ見てる?なんだその寂しいクリスマスは!あ、待って、行かないで、嘘です嘘です。とりあえず最後まで見ていってください!!

ということで今日はタイトルの通り、クリスマスに聴きたい名曲10選ということで、スタンダードなクリスマスソングではないけれども、クリスマスに聴きたい楽曲を集めました。毎年マライアキャリーとワムでちょっと飽きてきたかもって思ってるそこのあなた!必見です!

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マイケル・アンジェラコスの進化と深化―Disc Review : Passion Pit / Tremendous Sea of Love

マイケル・アンジェラコスの進化と深化

Disc Review : Passion Pit / Tremendous Sea of Love (2017)

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 「明るく煌びやかなエレクトロポップ」ー2009年にリリースされた彼らの1stアルバムを一言で表すとすれば、そんな言葉が適切だろう。80年代的なエレクトロにとびきりポップなメロディが乗り、高音のファルセットがエモーショナルに迫る。彼らのデビュー作"Manners"はロックファン、エレクトロファンの両方に大いに評価された作品となった。しかしながら、こうしたポジティブな要素が溢れる中で、どこか抽象的で陰鬱とした歌詞が印象的であった。

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複数の理想と一つの現実ーDisc Review : Radiohead / In Rainbows

複数の理想と一つの現実
Disc Review : Radiohead / In Rainbows (2007)

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 "IT'S UP TO YOU"(すべてはあなた次第)ー2007年10月10日、レディオヘッドの公式ホームページ上に掲載された一文は瞬く間に話題を集め、多くのメディアによって取り上げられた。こうして発表されたレディオヘッドの七作目となるアルバム"In Rainbows"は、その販売形態の革新性に注目が集まりがちだが、その音楽性もまた、販売形態の革新性とリンクするメッセージ性を秘めている。"In Rainbows"のリリースから10年が経った今、改めてこのメッセージを考えてみたい。(本当は10月10日に投稿して『祝"In Raibows"10周年!!』みたいにする予定だったんですが…一か月以上の遅刻です……笑)

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過剰の美学が生んだ大団円ーLive Report : MUSE 2017 11/14 @横浜アリーナ

過剰の美学が生んだ大団円

Live Report : MUSE 2017 11/14 @横浜アリーナ

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ー「装飾、壮大、うぬぼれ、プログレッシヴ・ロック。それが現代の音楽の風景をだめにする4つの罪だ。そして、イギリスのテインマスでレコーディングされた苦悩のロッカーたちミューズのセカンドとなる『Origin Of Symmetry』は、その4つすべてにおいて有罪だ。」

これはかつてLouis Pattisoが"Origin of Symmetry"を評して述べた一文である。確かに現代におけるロックは、できるだけ装飾を削ぎ落とし、"クールであること"こそが美学とされてきた。2001年のThe Strokesの誕生に端緒をなしたロックンロールリバイバルはそうした傾向を推し進めたし、2000年代後半のインディーロックの興隆は壮大さや自惚れとはおよそ無縁のものであった。

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