予告通り上半期ベストトラック編です。
アルバム編同様並び順はアルファベット順でランキング順ではありませんのであしからず。
Bon Iver / U (Man Like)
https://www.youtube.com/watch?v=Hs5rXRPC0rc
2016年リリースの大傑作”22, A Million”以来となる新曲。デジタルクワイアを多用し荘厳で複雑なサウンドが特徴的であった”22, A Million”とは対照的に、本楽曲はピアノを主体としたシンプルな弾き語りナンバーとなっている。新譜は8月末リリースのこと。
Burial / Claustro
https://www.youtube.com/watch?v=CRw9q6TE2YI
2017年リリースのEP群も決して悪くないのだが、個人的にはややインパクトに欠けると感じていた。2年ぶりのリリースとなるEPからのClaustroは、2ステップ~ガレージハウスの初期作への回帰を思わせるダンサンブルなナンバーで、私のような初期ファンにも必聴の内容に。
Empath / Roses That Cry
https://www.youtube.com/watch?v=X4KPTM2qDbo
フィラデルフィアの四人組バンドによるデビューアルバムからの一曲。ノイジーなラウドさとポップなわかりやすさを兼ね備えた好ナンバー。Sleater-KinneyやSnail Mail好きは要チェック。
FKA Twigs / Cellophane
https://www.youtube.com/watch?v=YkLjqFpBh84
ASAP RockyとのコラボやAnderson .PaakのPVへの出演などで、名前は度々見かけてはいたが、FKA自身の作品としてはかなり久しぶりの新曲(な気がする)。神秘的な独自の世界観は健在だが、より先鋭化したサウンドプロダクションにも要注目。
Floating Points / LesAlpx
https://www.youtube.com/watch?v=S8fFo4REHOE
Floating Pointsというと、どちらかといえば環境音楽寄りでアンビエントなイメージを持っていたのだが、このLesAlpxはうって変わってフロアライクなダンスチューン。存分に焦らしてからのドロップなど、テクノらしい様式美の詰まった一曲。NFで来日するとかしないとか?
Flume / How to Build a Relationship feat. JPEGMAFIA
https://www.youtube.com/watch?v=DdJbW8sKa9M
フューチャーベースの旗手として知られグラミー賞受賞経験もあるFlumeのミックステープからの一曲。これまでのFlume像を打ち破るJPEGMAFIAを迎えたアグレッシブ/エクスペリメンタルなナンバーに仕上がっている。
J. Cole / Middle Child
https://www.youtube.com/watch?v=WILNIXZr2oc
昨年リリースのフルレンスKODも記憶に新しいJ. Coleによる新曲。Middle Childというタイトルは、J. Cole自身が新人とベテランの間(=三人兄弟の次男)の世代の立場にあることを示している。エンタメ化するヒップホップシーンに対する想いや将来に向けた決意表明を熱く歌った一曲。
https://www.youtube.com/watch?v=IVNSRolWnCA
レーベルとの確執が長引く中、遂には1月に引退宣言まで飛び出たLil Uzi Vertのサプライズリリースによる新曲。ドリルミュージックのアティチュードを思わせるアグレッシブなラップによる完璧なカムバック。2ndアルバムEternal Atakeが日の目を浴びる日は近そうだ。
Night Lovell / Mary Jane
https://www.youtube.com/watch?v=flX1vgjrjtc
カナダ出身のラッパーNight Lovellによる3rdアルバム”GOODNIGHTLOVELL”のオープニングトラック。アートワークが暗示しているように、ゴシックで不気味な様相を帯びた一曲となっている。特徴的なのが彼の低音のフロウで、内省的な彼の世界観が存分に発揮されている。
Sufjan Stevens / Love Yourself
https://www.youtube.com/watch?v=A2ruVe2BYes
6月は“Pride Month(プライド月間)“ーーLGBTの権利への支持を示すため、パレードをはじめとする様々なイベントが開催される。Sufjan Stevensの新曲は、この”Pride Month”を前に突如発表された。曲の後半につれて徐々に盛り上がりを見せる”Love Youself”は、LGBTの権利、愛について歌ったナンバーになっている。
ということで、10曲選ばせていただきました。Bon IverやFKA Twigs、Lil Uzi Vertなどは、下半期、ニューアルバムのリリースに期待ですね。