Live Report : HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER 8/19 @幕張メッセ
こんばんは、ゆーすPです。早いものでもうサマソニ's weekendsから2週間ですよ2週間。ということで、遅くなりましたが今回はサマソニの深夜帯枠ホステスクラブオールナイターのレポ書きます。夏が終わった…
ホステスクラブオールナイター=別名(深夜に追いやられてしまったよくわからない一般受けしなさそうな)インディー(バンド達による変わり者のインディー好きのため)の祭典は2015年に始まって以降毎年開催されており、今回で3回目。ただ大きな違いとして今年はサマソニとは別枠扱いで別料金になり、昨年までのようにサマソニチケットを持ってる人はタダで入れるって訳ではなくなりました。とは言ってもサマソニのチケットがあればメッセの建物自体には入れるらしく、ステージの入り口でホステスのリストバンドのチェックをしており、ホステスのリスバンがない人はそこで弾かれていましたね。そのかいあって?そのせいで?会場はかなーりガラガラ。確かに快適っちゃあ快適なんですが少し寂しい気もしましたね。ただ去年のアニコレのように、インディー界隈とかよく知らない人がむやみやたらに溢れかえり、結局ステージが寝どころと化すような状況は避けれたのかなと。まあモグワイだろうとライドだろうと眠りにつき死体と化す人達は一定数はいるんですが。今回ラインナップもかなーりドープな感じで、まさに"インディー好きのインディー好きによるインディー好きのための"イベント。空気感も完全にホステスのそれで会場入った瞬間からアウスゲイルが聴こえてきて私は一人で頰を緩ませておりました笑。
23:45 The Horrors @SONIC STAGE
ということでホステス一発目は我らがホラーズ。新譜からのリードシングルMachineから始まったライブは、旧譜の曲をほぼ満遍なくというセットリストで、ラストはこれまた新譜からの先行曲Something To Remember Me Byでエンディング。ポストロック的でインダストリアルともシューゲーザーとも取れるノイジーなサウンドが深夜の雰囲気にぴったり。そしてバドワン、革ジャンが非常に似合う。最高にかっこいい。ただライブ後半になるにつれてライドへ流れていく観客の多さが気になりました笑。
Setlist
- Machine
- Who Can Say
- In and Out of Sight
- Hologram
- Mirror's Image
- Sea Within a Sea
- Weighed Down
- Still Life
- Endless Blue
- Something to Remember Me By
1:10 St. Vincent @SONIC STAGE
そんな多くの人にとってお目当となったであろうライドをちょい見して私は再びソニックステージへ。なんと今回St. Vincentことアニー・クラーク嬢の世界ツアー一発目の公演としてこのホステスの公演が選ばれました。実際に「このショーはジャパンオンリーの特別なショーです」と日本語でMCをしてくれた彼女。そんなSt. Vincentのステージングはアニー・クラークがたった一人、ステージの中心でギターを抱え、バックの映像には様々な示唆的な映像が映し出される。最近は映画製作に傾倒しているという彼女の総合的なステージメイキングは貫禄たっぷりで、私はなんだか固唾を飲んで見守っていました。そして"New York isn't New York without you, love"の一節が素晴らしい新曲、"New York"で締められるという攻めのセットリスト。本当に彼女のこれからの展開が楽しみです。
Setlist
- Now, Now
- Marry Me
- The Strangers
- Actor Out of Work
- Just The Same But Brand New
- Cruel
- Cheerleader
- Neutered Fruit
- Strange Mercy
- Dilettante
- Rattlesnake
- Birth in Reverse
- Digital Witness
- LA
- New York
2:15 Mogwai @RAINBOW STAGE
そして時間は夜2時を回り、モグワイへ。こちらも新譜中心のセットリストでしたがそんな中でジムモリゾンやFriend of the Night、We're Not Hereといった旧譜からの人気曲を演ってくれて非常に嬉しかった。セトリに割と波がある人たちですからね笑(個人的見解)、今回は当たりでした。そして何と言ってもライブ後半に投下された"Fear Satan"ですよ"Fear Satan"。このモグワイの大名曲でもあり個人的にもポストロックにハマるきっかけとなった非常に大好きな一曲を演ってくれました。同曲後半で一度静かになる所から一気に轟音へとブレイクするところで涙腺がちょっぴり緩んでしまいました。一方で寝てた方々があまりの突然の轟音にわっと驚いて目を覚ましていたようでしたが笑。実際今回のモグワイのライブはスタッフも過去最大の音量だと話していたようで…数値でいうと120dBくらいあったみたいですね。そりゃ耳壊れますわ…笑。新曲もかなり期待できそうなので新譜、楽しみですね。
Setlist
- Coolverine
- I'm Jim Morrison, I'm Dead
- Party in the Dark
- Crossing the Road Material
- Friend of the Night
- Battered at a Scramble
- New Paths to Helicon, Pt. 1
- We're No Here
- Remurdered
- Rano Pano
- Every Country's Sun
- Mogwai Fear Satan
- Old Poisons
ということで、いやこのあともbeakやBlanck Massが控えていたのですが、モグワイの轟音にやられてもうお腹いっぱいの私は退散。これにて私のホステス、もとい夏は終わりました。今回のホステス、サマソニと区別し有料化したことで非常に快適で、ラインナップを我々好みの豪華なものに出来たとは思うのですが、正直あの動員数では来年はちょっと不安。ホステスさんには普通にウィークエンダーの方を開催していただきたい所ですね。ということで、ではでは。