オートチューンによるデジタルクワイアが、不思議と心を揺さぶった。メールより手書きの手紙の方が気持ちが伝わる、なんて言うけれども、Bon Iverのデジタライズされたサウンドは、素朴な歌声それ以上に胸に迫ってきた。
思えば彼のエレクトロなサウンドは、不協和音であったり断片的であったりと、無機質に規則的に鳴らされているわけではなかった。だからこそ、ブツ切れのデジタル音は、まるで涙を流しているような、あるいは声にならない叫びを上げているような有機的・肉体的なものに思えた。
…ということで、昨日Bon Iverに行ってきました。かなり久々のライブでした。次は3月のThe National。