ゆーすPのインディーロック探訪

とあるPのインディーロック紹介ブログ。インディーからオルタナ、エレクトロ、ヒップホップまで。

Cause I'm Mr. Brightside!!!!ーLive Report : The Killers 2018/09/12@日本武道館

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来日キャンセルに定評があり、かつ滅多に来日しないことで有名なキラーズ*1。今日はちゃんと演ってくれた。とりあえずただただそれだけの当たり前のことですごくホッとしている。

それは多分今日武道館に集まった皆んなが思っていたことで、あの場に集ったファンたちの本公演にかける熱意というか、想いの強さというか、をひしひしと感じていた。そりゃそうだ。5年、人によってはそれ以上もの間、この時を待ち望んでいたのだから。

 

ライブは定刻を15分ほど過ぎた19:15頃にスタート。客電が落ち、上手からメンバーが登場。5年ぶりにキラーズの音が日本に響き渡る。ファーストソングはThe Man。そして曲が始まると同時に紙吹雪が勢いよく飛び出て初っ端から会場のボルテージは最高潮に。早くも感極まる自分。

そんな泣きそうになっている自分を追い詰めるかのように、次々と披露される往年の名曲たち。何度もラジカセで、ウォークマンで、iPodで、繰り返し聴いてきた楽曲たちが目の前でプレイされてゆく。

The Way It WasやRun For Coverといった4th、新譜からのナンバーにも大合唱で応えるオーディエンス。オリジナルアルバム未収録(ベストアルバム収録)のShot At The Nightも皆知ってるし、ファンレベルが高い高い*2

個人的にハイライトだったのがその後のRunawaysからRead My Mindへの繋ぎ。Runawaysの"we can't wait til tomorrow"のリフレインからRead My Mindのイントロへ流れ込むシームレスな流れはお見事。

All These Things〜で特大銀(赤白)テープアンド紙吹雪が舞い、ライブは終盤へ。キラーズの曲の中でも特別にロックなWhen You Were Young、イントロでDaft Punkチックなmixが入ったHuman、とそれぞれのアルバムで(個人的に)一番好きな楽曲が続き、ラストはもちろんこの曲、Mr. Brightsideへ。

最初にリミックスverを披露し、もしやオリジナルオリジナルverは無し?それはちょっと不完全燃焼じゃないか?と我々の不安を煽った後で(流石キラーズ、我々の不安を煽ることに長けてやがる…)、客電がパッと全開になり、オリジナルverへとなだれ込むという二段構え。この演出はズルい。こんなの最高に決まってる。

 

全17曲で1時間半ちょい。あっと言う間の時間だった。最近はあまりシンガロングしまくる様なライブに行ってなかったので(マイブラとかマイブラとか)、久々に思い切り歌えて、合唱出来て気持ちよかった。客入りこそ少なかったけど、その分とびきりのキラーズ好きが集まり盛り上がりの密度は高かったと思う。

「もう次は5年も待たせないよ」みたいなことを言っていたが果たしてどうだろうか。とにかく一回フェスで、でかいとこでパフォーマンスして欲しいと思う一方で、今回聴けなかった曲達のことを考えるともっかい単独ロングセットでお願いしたいところでもある。そっか、別にフェスアンド単独両方でも良いのよ、ブランドン。と、とりあえず高望みをしておくことにしよう。次は大阪もお願いね。

 

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*1:私も5年前にちゃんと被害に遭っています。笑

*2:過去記事ゆーすPが選ぶThe Killersの隠れた名曲10選 - ゆーすPのインディーロック探訪の中で、この10曲のmyチョイスの中から一曲くらい演ってくれたらいいな…と書いたのですが、Shot At The Night、演ってくれました。