ゆーすPのインディーロック探訪

とあるPのインディーロック紹介ブログ。インディーからオルタナ、エレクトロ、ヒップホップまで。

フジロック雑記―Live Report : FUJI ROCK FESTIVAL 2018 DAY3 7/29

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どうもゆーすPです。私事ですが、先日フジロックに行ってまいりました。心配していた天気ですが、なんとか台風も直撃を免れ、夜には月が顔をのぞかせる一瞬も。行くまではチケットが高いだとか準備が面倒だとか苗場遠いだとかグチグチ言っておりましたが、行ってしまえば来たかいがあったとしみじみ。ということで、今回は簡単なフジロック各アクトの感想です。チラ見・途中抜けのアクトは除いてがっつり見た四アクト(Anderson .Paak、Dirty Projectors、Vampire Weekend、Chvrches)分だけ書きました。ちなみにボブディランへの言及はないので注意*1

 

14:50 Anderson .Paak & The Free Nationals (GREEN STAGE) 

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決してこの時間まで寝てたというわけではなくて*2SuchmosやらHindsやらKing Kruなどぶらぶらしながら見てました。のですが、がっつり見たのはこのアクトから。

まずもってライブを通じて感じられるのは、アンダーソンパークのエンターテインメント性の高さ。一曲目Come Downでステージ袖から登場した彼はちらりと白い歯を見せて挨拶し、観客に笑顔を振りまく。そして、ステージ狭しと走り回り観客を煽りバンドメンバーに駆け寄りとアクティブに動き回りながらライブは進行。中盤、彼はついにドラムへと小走りで駆け寄り見事なドラミングを披露。Room In Hereなどで見られた彼のドラム&ラップは本当に圧巻の一言。新曲BubblinとTil It's Overの完成度の高さと盛り上がりの様子を見るに非常に新譜が楽しみなところです。

 

20:20 Dirty Projectors (RED MARQUEE)

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アンダーソンパーク終了後はグリーンの後ろで寝っ転がりながらJack Johnsonを見たり、serpentwithfeetをのぞいてみたら随分と時間を残して終わって暇になったり、なんだかんだ言ってミーハー心が働いてボブディランを後ろで見ていたものの眠くなってそのまま爆睡したりとろくでもない過ごし方をしておりました。

そして日も落ちあたりもすっかり暗くなった頃、お待ちかね、Dirty Projectosのステ―ジがスタート。一曲目は新譜からのI Found It In U。見事に決まるバンドのアンサンブルに満員のレッドマーキーのテンションは一気に最高潮に。続いてデイブロングストレスのエネルギッシュなヴォーカルが光るBreak-Thru、コーラス陣との見事なコーラスワークが圧巻のWhat Is the Timeと続く。ここまで新譜からの曲が三曲続いたが、バンドのダイナミズムの復権を試みた新譜のアティチュードが端的に、見事に示される。

Cannibal ResourceやBeautiful Mother、No Intentionと旧譜からの楽曲が続いた中盤でもバンドのダイナミズムは健在で、声のように迫るギターリフと楽器のように重厚なコーラスワークが見事に混ざり合い、ダープロ独特の世界観が醸成される。終盤はCool Your Heart、Keep Your Nameと昨年リリースのソロ色の強いアルバムからの楽曲が続いたが、ここでも見事にバンドサウンドへの昇華を成し遂げていた。個人的にはこのセルフタイトルの前作も非常に好きなので、前作のソロ色の強いムードでのライブも見てみたい気がしたが、いつかそんな希望は叶うだろうか。

 

21:20 Vampire Weekend (GREEN STAGE)

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そしてお次は大本命Vampire Weekend(以下VW)。グリーンステージは人が少なめで、ダープロ終わり*3に猛ダッシュ*4を決めたらなんとするするとモッシュピットの前方まで簡単に行けてしまいました。

そして一曲目からいきなりDiane Young。こんなに余裕のある環境でグリーンの大トリ*5を見たのが初めてなもので、さらには空は星や月が見え雲が切れてきたのもあり、非常に開放感をもって見ることが出来ました。

その後のセットリストは1st~3rdまでの楽曲をベストヒット的に披露。Holiday、Horchataといったアフロビートとポップネスが見事に調和するナンバーや、CousinsやA Punkといったライブ映えするキラーチューン、そしてStepやYa Hayなどの夜の野外にぴったりのメロウな楽曲などがバランスよくちりばめられた構成であった。

VWの頭脳であったロスタムの脱退が与える影響が心配されたものの、6人体制となった彼らはかえってバンドのダイナミックな側面を強化させることに。SBTRKTのNew Drop, New Yorkでは見事なバンドのグルーヴの凄みの片鱗を感じられた。そして最後はサプライズ、ハイムのダニエル・ハイムが登場し共にシン・リジィThe Boys Are Back In Townを演奏。風が吹く心地よい苗場に爽快なメロディーが非常に映えていた。

このフジロック後に出演したロラパルーザで 彼らはChicagoのSaturday in the Parkをカバーしたそうだ*6。「土曜日」の「シカゴ」のフェスで"Chicago"の"Saturday" in the Parkをカバーするという粋な計らいは、VWの今のモードを推し量るのに示唆的であるように思う。苗場で披露されたシン・リジィアイルランドの英雄と言われるように地域的な印象の強いミュージシャンであるし、今回VWのドラマーはなぜか卓球日本代表のユニフォームを着ていた。こうしたトピックは前作Modern Vampires of the Cityで彼ら自身のルーツNYに正面から向き合った経験と何か繋がりがあるのではないかと私は勝手に勘ぐってしまった。

 

22:30 CHVRCHES (WHITE STAGE)

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そんなこんなでVWが終わりてくてくとホワイトステージへ。すると移動中に聞こえてくるBury ItにWe Sink。自分の好きな曲やっちゃってるやんけ…と肩を落としながら会場に。

ホワイトに着いてまず驚いたのが人の多さ。ホワイトの後ろまでぎっしりと埋まる会場。チャーチズの日本での人気の高さは分かっていたつもりだったが、あらためてその人気の高さを実感させられた瞬間だった。

チャーチズのエレクトロポップは音源で聴く限りでは少し単調で同じような曲が多い印象もあったのだが、ライブとなると予想に増してアグレッシブに電子音が迫ってくる。ローレンも初来日時の不安定なヴォーカルの面影はなく、今や貫禄を携えたしっかりとした安定感のあるヴォーカルとなっていた。

最後はファンが用意した日本の国旗を手に、ステージでローレンは日本への愛を語った。また来日するよ、と一言。こんな一言を信じてはいけないということはこれまでの経験からよくわかっているのだが、チャーチズの発言は不思議ち素直に信じることができた。というか本当に近いうちに来日の報がありそうだ。

 

ということでフジロック雑記でした。早くもフジロックが終わって一週間以上が経ってしまった…次は来週サマソニが控えております。…平成最後の夏はもう少し続くのであった。

 

 

*1:ボブディランの時間帯にグリーンステージの後ろの隅っこのほうで体育座りで爆睡してたとか言えない…

*2:いや本当に。

*3:正確にはダープロ終わり五分前にレッドマーキーを離脱。

*4:比喩です。マジで走ってはないぞ。

*5:スロット的にはVWが大トリです。大丈夫です。

*6:ついでに初っぱな三連チャンでA Punkを演ったらしい…なんだそれ…