ゆーすPのインディーロック探訪

とあるPのインディーロック紹介ブログ。インディーからオルタナ、エレクトロ、ヒップホップまで。

Bombay Bicycle Clubのフロントマンはデーモン・アルバーンになれるのかーDisc Review : Mr. Jukes / God First

Bombay Bicycle Clubのフロントマンはデーモン・アルバーンになれるのか
Disc Review : Mr. Jukes / God First (2017) [short review]

 

 どうも、ゆーすPです。ブログタイトルが「インディーロック探報」でありながらそんなにインディーロック探報してなくないか…?ってことに気づいてしまった今日この頃です。そうなんです。Jay Zとかチャンスとカニエとか、有名どころの記事が多くないかってことに気づいてしまったのです。でも決して普段インディーロックを聴いていないわけではなく、むしろ7割くらいはインディーロックを聴いています。なのになぜ記事の多くが有名アーティストのものなのか。

 考えてみたところ、ある一つの結論に辿りつきました。それは、私が比較的長文を書くのが好きで、長文を書きやすいのが有名アーティストである、ということです。有名アーティストだと情報も豊富で、色々と記事の構想を練りやすいんです。一方でインディー系だと、情報が少なく、サウンドそれ自体の分析がメインとならざるを得ません。しかしながら私はサウンド分析とかはできません。ドラムパターンがどうだからとかギターのエフェクトがどうとか、さっぱりです(キッパリ)。するとインディー系の記事は長く書けない→私は長めの記事を書きたい→長めの記事が書きやすいアーティストの記事を書く…こんな流れです。

 

 そんな反省から、今回は少し短めの記事にして、お気に入りのインディー系アーティストの新譜を紹介しようと思います。ということで今回取り上げるのはこちら。Mr. Jukesの"God First"。

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 Mr. Jukesとは昨年惜しくも活動休止を発表したあのBombay Bicycle Club(以下BBC)のフロントマン、Jack Steadmanのソロプロジェクトだそうで。詳しくは後述しますが、本作は非常にR&B的でBBCとあまりにも違いすぎて最初はBBCのフロントマンのソロプロジェクトであることにまっったく気づけませんでした。

 そんな今作はフィーチャリングにDe La SoulやBJ the Chicago Kid、ホレス・アンディといったブラックミュージックの面々を迎え、R&B、ヒップホップ、ソウル、ファンクといった要素が散りばめられた愉快な曲が詰まっています。

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ジャケット写真の雰囲気ともリンクする可愛らしいビデオクリップ。チャールズ・ブラッドレイをフィーチャー。

 本作のアルバムコンセプトに影響を与えたものの一つに日本での体験があったそうで、YouTubeのこちらのサイト(https://www.youtube.com/watch?v=VrOkg6G6sq0)でインタビューが公開されていますが、この映像から分かるように、「ジャズ喫茶」が今回のアルバムの制作にあたって一つのヒントを提供しているようです。

 というか、彼、サマソニに出演していたんですね。全然気づきませんでした(笑)。日本によく来日する彼のことだから、再来日も期待できますね。

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ジャジーなサウンドが心地いい同トラック。BJ The Chicago Kidのディアンジェロを思わせる歌声がソウルフル。

ということで今回は短めのショートレビューをお送りしました。短めの記事をたくさん投稿するというスタイルもいいなぁと思い始めるゆーすPであった…。